アトピーがひどいときに大変お世話になった塗り薬があります。その名も、モクタール。
モクタールは、正露丸みたいな強烈な香りがする、昔ながらの非ステロイド軟膏です。
私の経験上、非ステロイドの薬の中では最もアトピーに効く薬だと感じます。気が狂うようなかゆみが、これを塗るとマシになるというか。布団や服に色がついちゃうので、使いづらいと言えば使いづらいのですが、それでも使いたいと思えるほどの魅力がこのモクタールにはありました。
以前はネット通販で簡単に購入できたのですが、現在はいろいろ厳しくなってしまって入手するのが難しそうです。脱ステロイドをやっている病院で処方してもらうしかないのですかね。
実はiHerbにもモクタールと同様の成分を含む製品があって、それがグランパのパインタール石鹸です。
Grandpa’s, 松ヤニ成分配合の全身(顔、体、髪)用石鹸・92g
パインタール石鹸とは?
Pine Tar(パインタール)とは、パイン(松)のタール、つまり松ヤニのことです。モクタールも赤松や黒松のヤニを使った軟膏なので、ほぼ同じ成分と考えてよいでしょう。
この松ヤニ成分が入った石鹸がパインタール石鹸です。このパインタールが入った石鹸というのは、なぜか日本はほとんど見かけませんね。
iHerb内ではこのグランパというメーカーの製品がヒットします。グランパのパインタール石鹸は、アメリカやイギリスのAmazonでも結構売れているようなので、欧米では結構メジャーなのかもしれません。
グランパのパインタール石鹸の成分
成分を詳しく見てみます。
パーム脂肪酸ナトリウム、ヤシ脂肪酸ナトリウム、パーム核脂肪酸ナトリウム、精製水、グリセリン、ダイオウ松ヤニ、塩化ナトリウム、グルコン酸ナトリウム
わかりやすく説明すると、パーム油とヤシ油(ココナッツオイル)を原料とした石鹸に、ダイオウマツという種類の松のヤニを加え、さらに保湿効果のあるグリセリンを加えた石鹸、といったところでしょうか。
グランパのパインタール石鹸の使い心地
箱から取り出した石鹸本体は、こんな感じです。
まず感じるのは、ニオイです。正露丸みたいなニオイです。
石鹸の箱を開けたときというよりも、iHerbから届いた段ボール箱を開ける前からにおってました。「なにこの薬くさいニオイ? ああ、そうか。パインタール石鹸買ったんだった・・・」って段ボール箱を開けながら気づきました。
正露丸のニオイが嫌いな人はダメかもしれません。私は全く嫌いじゃありません。なんとなくこのニオイをかぐと、懐かしい気持ちになるというか。
「洗い心地はサッパリしすぎるかな?」と予想していたのですが、お風呂場で実際に使ってみたところ、適度に潤いも保たれて、さっぱりしっとり、ちょうどいい使い心地でした。
お風呂場に石鹸を置いておくと、常に正露丸臭がただよいます。洗った後の肌もにおいます。肌のにおいはしばらくすると気にならなくなりますが。
この石鹸一つで、顔も体も髪も洗えるようですが、私は体にしか使ってません。女性で髪にニオイが残るのが気になる人は、髪に使うのはやめておいた方がいいのかもしれません。
ちなみに頭皮の症状に使いたい人には、同じグランパから出ているパインタール入りシャンプーもあるので、そっちを使ってみてもいいかもしれません。
Grandpa’s, ワンダーパインタール(松脂)シャンプー 8 fl oz (237 ml)
Grandpa’s, コンディショナー、松ヤニ、8液量オンス(237 ml)
固形石鹸よりもボディーソープ!という人にはこっちもあります。
Grandpa’s, 松ヤ二・バス&シャワージェル、8液量オンス(237 ml)
アトピーよりも乾癬患者に人気?
このパインタール石鹸の口コミを見てみると、アトピーよりも乾癬の人が多いようです。特に乾癬の人は絶賛している人が多いですね。
口コミを見てみたい人はこちらからどうぞ。
→パインタール石鹸(120g)のレビュー
→パインタール石鹸(92g)のレビュー
→Amazonのレビュー
日本のAmazonでも買えますが、iHerbで買う方がずっと安いです。
モクタールが入手できなくて困っている人は、薬ではありませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。